桑港日本刀協会
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2003年8月13日(火)

刀のはなし3

日本刀に関係する言葉

 日本刀に関係ある言葉で、何気なく使用している言葉は数え切れないほどあります。次によく耳にする例を挙げてみます。

①元の鞘(さや)に収まる
 友人や夫婦が仲たがいした後、元に戻ることをいいます。

②切羽(せっぱ)詰まる
 切羽は刀が動かないように取り付ける鍔(つば)の両側にあるガスケットのようなもので、これが緩むと刀の使用が不可能になります。行動に追いつめられた時の言葉です。

③反りが合わない。
 日本刀には多くの種類の反りがあり、すべての刀は姿、形が違いますので、その鞘でも収まるものではありません。友人関係が上手くいかず、仲たがいをする状態の言葉です。

④鍔ぜり合い
 戦争時に、敵と互いに切り込んだ刀を鍔で受け止め合って押し合うこと。引いたり押したり激しい勝負そのものです。

⑤鎬(しのぎ)を削る戦い
 鎬は日本刀の刃先と棟(むね)との間ある小高い平らな地です。戦時において、敵との刀が組み合い、重なり合いして押し合う時の不激戦の状態を表す言葉です。鎬を削る思いをしなかった人はいないと察します。

⑥鞘当て
 江戸時代に、他人の刀の鞘に自分の鞘を当てたりすることは大変に失礼、または無礼であり、意識的にけんかを売ることでした。現在では、「顔(がん)をつける」や「面(めん)を切る」とかと同じような動作であります。

⑦太刀筋が良い
 平安時代、鎌倉時代に武士が使用した反りの深い日本刀の使い方が上手なことを表現した言葉。単に、筋が良いということもあります。

⑧身から出た錆(さび)
 日本刀は、手入れをしないと自然と錆びてしまうのです。人間の身体も日本刀のように、手を加えないと悪い結果を招いてしまいます。

⑨真剣に取り組む
 本物の鋭い刀を使用して戦時を切り抜ける状態をいいます。ほかに、「真剣勝負」、「真剣にやる」とかいいます。

⑩目貫き通り 都会の一番にぎやかな通りのことですが、日本刀で目貫きとは、柄糸の下部にある金属製の飾りの名称です。柄糸とエイ皮の間に位置して、場所は薬指の下に来るように位置づけます。
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