2007年11月13日(火)
刀のはなし58
『図解日本刀辞典』の紹介
発行所は学研で東京銀座の長州屋の協力により、最近発売されました。長州屋さん発行の月刊誌も、紹介させていただきます。
総ページ340で索引も盛り込まれ、詳しい日本刀の話が書かれています。カラー写真も入っていて、目を楽しませてくれます。始めの16ページは打刀拵、刀身の構造と名称から始まり、鞘の装備の写真が17振り、下緒の種類、下緒の結び方、金工作品の素材と技法の場所に、鍔(つば)の写真が4ページ、小柄と笄(こうがい)の写真も2ページ入ってます。銀座長州屋さんのご挨拶があり、目次が始まります。第一章は刀の種類です。第三章は刀身の各部の名称と表現です。第四章は、造り込みの種類、刀身各部の詳細です。地鉄の説明、地中の働き、映りの話も上級者向きのことも書いてあります。第九章では、日本刀の保管と手入れの話が書かれています。第十章は刀にまつわる言葉、こどわざが記載されてい ます。第十一章は最後の章ですが、名刀伝として、小烏丸、三日月宗近、大般若長光、へし切り長谷部、包丁正宗など、約50振りの名刀の話が盛り込まれています。140ページから225ページまでは、古刀の刀工、新刀の刀工、新々刀の刀工、現代刀の刀工の名が連なって紹介されています。この本は、初心者、中級者、または上級者向けと言ってもよろしいです。推薦致します。 私事ですが、この本が70年代にあったら、私の日本刀の勉強も実に楽だったと思います。80年代は、日本からかなりの目利きの先生方を、桑港日本刀博物館に招待して、生徒のために講義をしていただきました。90年代は刀鍛冶の弟子になり、日本で修行致しました。96年は、毎月日本へ1週間ほど勉強に通っておりました。東京の刀剣屋は55店以上あり、銀座の長州屋さんの月刊誌も読ませていただきました。カラーの写真がきれいで、最終ページには、刀剣用語辞典が盛り込まれ、日本刀の解説もされています。これらの本にはお世話になりました。
『図解日本刀辞典』の紹介
発行所は学研で東京銀座の長州屋の協力により、最近発売されました。長州屋さん発行の月刊誌も、紹介させていただきます。
総ページ340で索引も盛り込まれ、詳しい日本刀の話が書かれています。カラー写真も入っていて、目を楽しませてくれます。始めの16ページは打刀拵、刀身の構造と名称から始まり、鞘の装備の写真が17振り、下緒の種類、下緒の結び方、金工作品の素材と技法の場所に、鍔(つば)の写真が4ページ、小柄と笄(こうがい)の写真も2ページ入ってます。銀座長州屋さんのご挨拶があり、目次が始まります。第一章は刀の種類です。第三章は刀身の各部の名称と表現です。第四章は、造り込みの種類、刀身各部の詳細です。地鉄の説明、地中の働き、映りの話も上級者向きのことも書いてあります。第九章では、日本刀の保管と手入れの話が書かれています。第十章は刀にまつわる言葉、こどわざが記載されてい ます。第十一章は最後の章ですが、名刀伝として、小烏丸、三日月宗近、大般若長光、へし切り長谷部、包丁正宗など、約50振りの名刀の話が盛り込まれています。140ページから225ページまでは、古刀の刀工、新刀の刀工、新々刀の刀工、現代刀の刀工の名が連なって紹介されています。この本は、初心者、中級者、または上級者向けと言ってもよろしいです。推薦致します。 私事ですが、この本が70年代にあったら、私の日本刀の勉強も実に楽だったと思います。80年代は、日本からかなりの目利きの先生方を、桑港日本刀博物館に招待して、生徒のために講義をしていただきました。90年代は刀鍛冶の弟子になり、日本で修行致しました。96年は、毎月日本へ1週間ほど勉強に通っておりました。東京の刀剣屋は55店以上あり、銀座の長州屋さんの月刊誌も読ませていただきました。カラーの写真がきれいで、最終ページには、刀剣用語辞典が盛り込まれ、日本刀の解説もされています。これらの本にはお世話になりました。