桑港日本刀協会
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2003年4月10日(木)

刀のはなし4

日本刀の時代大別

 日本刀を時代によって大別すると、次の通りです。
①古刀(1596年以前に製作され、少数が現存。1136年から1596年までに製作されたもの)
②新刀(1596年から1764年までに製作されたもの)
③新々刀(1765年から1867年までに製作されたもの)
④現代刀(1868年から現代までに製作されたもの)
 これらの日本刀が、日本で登録制度の対象になります。この他は非日本刀です。
 日本における現代刀工は、毎月2振りの刀を製作することが日本政府より許可されています。これらは新作刀,近作刀や近代刀と呼ばれています。
 刀工技工士または刀匠によって製作された日本刀には、鍛え肌が表面に現れています。鍛え肌は、単に地紋、地鉄(じがね)地肌とも呼ばれ、各流派の刀鍛冶によって違います。大別すると、板目肌、柾目肌(まさめはだ)、杢目(もくめ)肌です。
 板目肌は、木の板を削った表面を見るような肌。柾目肌は、柾目の木の板を見るような肌。杢目肌は、木材の杢目のように見え、小杢目と大杢目があり、刀には最も多い肌です。
 ほかに、梨子地肌、綾杉肌、小糠(こぬか)肌、松皮肌、八雲肌などがあります。 日本刀の表面に鍛え肌が見えないものを無地肌とか無地風肌と呼びます。第二次大戦中に岐阜県や名古屋市で作られたもの、また、満州で作られた満州刀、全機械作りの日本刀などが無鍛刀、無地肌軍刀です。これらの日本刀は、日本に持ち込めないので要注意。米国に存在する日本刀の8割以上はこれらの非日本刀です。外装は軍装であっても、外から見た限りでは中に半鍛刀、満州刀、古刀、新刀、新々刀、現代刀のどれが入っているか分かりません。私が主催する桑港修理修繕処に鑑定刀として持ち込まれる9割以上は半鍛の軍刀です。これらは普通、軍刀用に、製作され素延刀、または、油焼き軍刀と言われているものです。正しい名称は昭和軍刀、または、昭和半鍛刀です。昭和17年から20年までに作られました。
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