桑港日本刀協会
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研磨の値段

 研磨師は、日本では巷に推定約500程いると言われています。刀鍛冶と違って、日本政府からの研磨師としての認可制度がないので、確かな人数は把握できません。セミプロやアマチュアを入れると、1000人程の人数になると推察いたします。
 
 日本刀の研磨を日本の研磨師さんに依頼する際、値段は1インチにつき45ドルから75ドルぐらいです。これは一流、二流の先生方の値段です。
 
 米国では、驚いたことに、1インチに最低150ドルとか最高400ドル。それも、日本人研磨師の生徒さんとかお弟子さんの値段です。ふてぶてしく、図々しくて、実にあきれてしまいます。日本刀が2、3振り買える程の値段です。彼らは、自分らを研師(とぎし)と言っています。これは、ど素人の言葉です。漢字が読めて、意味を完璧に理解する人々は、こんなど素人の言葉は使いません。使用する日本語の言葉で、その専門家の知識と力量が分かるのです。とにかく何であれ、米国人はどんなにがんばっても確実に日本人の弟子、または生徒です。生徒さんの値段が、師匠や先生より高いというのはどうも解せないです。あってはいけないのです。世の中が間違っています。掟破りです。モラルが実に低いか、または、全くないのです。
 
 ちなみに、桑港日本刀修理修繕処の研磨の値段は、1インチにつき25ドルから27ドルです。研磨の秘伝、奥伝、口伝などの企業秘密がたくさんあります。日本刀を研磨する前にコンサルテーションを必ず行っています。たくさんの研磨された日本刀サンプルをお見せします。研磨前と研磨後の写真もたくさん撮ってあります。また、片面だけを研磨した日本刀も手にとってお見せます。研磨に使用する天然の研磨石、人工の研磨石もお見せします。下地研磨と仕上げ研磨の過程も説明させていただきます。どんな研磨の質問でも承ります。
 
 なお、皆様にお伝えしたい事柄があります。新しく研磨された日本刀には、新規の白鞘が必要です。古い鞘に新しく研磨された日本刀を入れると、錆が必ず出てきます。研磨された日本刀を、1ヶ月に1、2回掃除して、新しい丁子油に取り替えなくてはいけません。日本刀保持者のたしなみ兼義務です。日本刀は手入れをしないと、酸化して必ず錆がでます。忘れないようにお願いします。
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