大爆笑の長男
長男は、ユレイジアンなのであまり喜怒哀楽が激しくありません。いつも深く物事を考えていて、すごくまじめです。優等生です。小学校、中学校、高校の成績がストレートAでした。奨学金をもらって大学に入りました。悪さをして、警察沙汰になったこともなく、他人に恨まれたこともなく、誰にでも好かれています。かなりの女性達が長男にしびれています。オークランドとバークレーに近い私立美術大学に通い、そこには若い姉ちゃんの生徒が1200人以上います。いいなあ。うらやましいなあ。
長男には、小さい頃から空手や剣術を教えています。試し切りと剣術のデモをいつも手伝ってくれています。毎年春に開催される日本町の桜祭りのグランドパレードに一緒に行進して、試し切りと剣術の実演をしてくれています。このイベントには、数人の桑港剣術道場の生徒、我妻と次男も参加しています。次男は一年くらい前、我妻より背が高くなりました。二人は真剣を使わず、木刀でデモをしています。短刀術のデモも二年前から行い始めました。
2009年の七夕の日に、オークランドのチャイナタウン近くで、恵まれない子共らに募金集めをするチャリティーイベントが催されました。そこで、試し切りと剣術の実演デモを頼まれました。長男と一緒に参って、試し切りと剣術の実演デモを夕方に行いました。いろんな人びとが集まって、デモやダンスをしてイベントが盛り上がりました。特殊な加工をしたお花を売っていた女性もいました。ヘアサロンを経営する中年のおっさんも参加していました。自分の店のディスカウントクーポン券を献上したようです。名前は丸山さんです。
イデタチと話し方で直ぐにオカマさんとわかる人です。結構、話し方が上手で面白い話をして、そこに一緒にいた女性達に気に入られていました。丸山さんは最近、日本の東京に帰ると両親が「いつ結婚して、孫の顔を見せてくれるのか」と催促されたそうです。両親は、彼がオカマさんとは知らないみたいです。それとも、知っていて、とぼけてくれているのでしょうか? 丸山さんは、両親に「最近、白人のボーイフレンドと分かれたばかり」と言えなかったそうです。結構、私と話が合って面白おかしく話していました。近くにいて、話を聞いていた長男はゲタゲタ大爆笑です。長男の笑っている顔を見ているだけでも面白かったです。長男は、小さい時からあまり笑ったことがありませんでしたが、なぜか、オカマさんの話し方、仕草に大爆笑です。笑いが少しおさまった長男と、その日のチャリティーイベントでの試し切りと剣術の実演デモを終えて、サンフランシスコに帰宅しました。
七夕のイベントがあってから一週間後、長男と日本町のPost Streetにある『一番館』へ買い物に行くと、オカマさんの丸山さんが買い物に偶然来ていました。映画のスタートレックに出てくるようなイデタチでした。実ににっこりした顔で「元気?」と私に問いかけて来る丸山さんを見て、また長男が大爆笑です。オンナの話し方です。仕草もオンナです。長男の笑いは止まらず、猛烈に笑っています。それを見て私もたまらなくおかしくなって笑ってしまいました。丸山さんは、付け加えて、私のような男らしい人が大好きと少女のようにもだえながら話しています。私の筋肉質の尻と太腿を触ろうとするのです。長男はもう耐えきれません。メチャクチャ爆笑です。私はオカマではないので、女性に話す時のように、まさか「ありがとうございます。次回にまたお願いします」なんて言えません。だんだんエスカレートしてくる丸山さんを見て、長男は耐えきれず、外へ飛び出し走り去ってしまいました。しばらく店に戻って来ませんでした。
私は、オカマさんはあんまり好きではありませんが、結構インテリな人々もいて、実業家もいるし商売に成功したオカマさんのことも耳にします。現在、桑港剣術道場にオカマさんが一人います。2年前に、ものすごい強いもう一人のオカマさんが練習に来ていました。背丈は2メートルで、足がジャイアント馬場みたいにでかいのです。歳は27歳くらいでした。オークランドで銀行員をしていました。鎌倉時代の太刀を探してあげると、喜んで買い入れました。値段も手ごろで1700ドルでした。以前Geneva Aveに道場の前で、50歳くらいのパートナーのおっさんが車でどでかいオカマさんをVolvoのステーションワゴンから降ろして立ち去りました。長男がちょうど居合わせて、二人が別れのチュをしているのを見たそうです。大笑いをしていました。オカマさんのチュはあんまり見栄えの良いものではありません。世間が、まだ、カミングアウトを認めていないようです。私はどっちでも構わないです。幸せなら良いんです。少しぐらい変わっていても、良いと思っています。
長男はあんまり笑いません。喜怒哀楽が激しくないです。でも、オカマさん達を見るとなぜか猛烈に大爆笑です。癖なのでしょうか? 私には解りません。今度、なぜオカマさんだけを見て大爆笑するのか聞いてみようと思っています。
長男には、小さい頃から空手や剣術を教えています。試し切りと剣術のデモをいつも手伝ってくれています。毎年春に開催される日本町の桜祭りのグランドパレードに一緒に行進して、試し切りと剣術の実演をしてくれています。このイベントには、数人の桑港剣術道場の生徒、我妻と次男も参加しています。次男は一年くらい前、我妻より背が高くなりました。二人は真剣を使わず、木刀でデモをしています。短刀術のデモも二年前から行い始めました。
2009年の七夕の日に、オークランドのチャイナタウン近くで、恵まれない子共らに募金集めをするチャリティーイベントが催されました。そこで、試し切りと剣術の実演デモを頼まれました。長男と一緒に参って、試し切りと剣術の実演デモを夕方に行いました。いろんな人びとが集まって、デモやダンスをしてイベントが盛り上がりました。特殊な加工をしたお花を売っていた女性もいました。ヘアサロンを経営する中年のおっさんも参加していました。自分の店のディスカウントクーポン券を献上したようです。名前は丸山さんです。
イデタチと話し方で直ぐにオカマさんとわかる人です。結構、話し方が上手で面白い話をして、そこに一緒にいた女性達に気に入られていました。丸山さんは最近、日本の東京に帰ると両親が「いつ結婚して、孫の顔を見せてくれるのか」と催促されたそうです。両親は、彼がオカマさんとは知らないみたいです。それとも、知っていて、とぼけてくれているのでしょうか? 丸山さんは、両親に「最近、白人のボーイフレンドと分かれたばかり」と言えなかったそうです。結構、私と話が合って面白おかしく話していました。近くにいて、話を聞いていた長男はゲタゲタ大爆笑です。長男の笑っている顔を見ているだけでも面白かったです。長男は、小さい時からあまり笑ったことがありませんでしたが、なぜか、オカマさんの話し方、仕草に大爆笑です。笑いが少しおさまった長男と、その日のチャリティーイベントでの試し切りと剣術の実演デモを終えて、サンフランシスコに帰宅しました。
七夕のイベントがあってから一週間後、長男と日本町のPost Streetにある『一番館』へ買い物に行くと、オカマさんの丸山さんが買い物に偶然来ていました。映画のスタートレックに出てくるようなイデタチでした。実ににっこりした顔で「元気?」と私に問いかけて来る丸山さんを見て、また長男が大爆笑です。オンナの話し方です。仕草もオンナです。長男の笑いは止まらず、猛烈に笑っています。それを見て私もたまらなくおかしくなって笑ってしまいました。丸山さんは、付け加えて、私のような男らしい人が大好きと少女のようにもだえながら話しています。私の筋肉質の尻と太腿を触ろうとするのです。長男はもう耐えきれません。メチャクチャ爆笑です。私はオカマではないので、女性に話す時のように、まさか「ありがとうございます。次回にまたお願いします」なんて言えません。だんだんエスカレートしてくる丸山さんを見て、長男は耐えきれず、外へ飛び出し走り去ってしまいました。しばらく店に戻って来ませんでした。
私は、オカマさんはあんまり好きではありませんが、結構インテリな人々もいて、実業家もいるし商売に成功したオカマさんのことも耳にします。現在、桑港剣術道場にオカマさんが一人います。2年前に、ものすごい強いもう一人のオカマさんが練習に来ていました。背丈は2メートルで、足がジャイアント馬場みたいにでかいのです。歳は27歳くらいでした。オークランドで銀行員をしていました。鎌倉時代の太刀を探してあげると、喜んで買い入れました。値段も手ごろで1700ドルでした。以前Geneva Aveに道場の前で、50歳くらいのパートナーのおっさんが車でどでかいオカマさんをVolvoのステーションワゴンから降ろして立ち去りました。長男がちょうど居合わせて、二人が別れのチュをしているのを見たそうです。大笑いをしていました。オカマさんのチュはあんまり見栄えの良いものではありません。世間が、まだ、カミングアウトを認めていないようです。私はどっちでも構わないです。幸せなら良いんです。少しぐらい変わっていても、良いと思っています。
長男はあんまり笑いません。喜怒哀楽が激しくないです。でも、オカマさん達を見るとなぜか猛烈に大爆笑です。癖なのでしょうか? 私には解りません。今度、なぜオカマさんだけを見て大爆笑するのか聞いてみようと思っています。