切先の修正と研磨
切先は「きっさき」または「きりさき」と読みます。原則として、日本刀の製作後、切先の箇所の松葉角と横手筋の距離が一致していなければなりません。これは、刀鍛冶が日本刀をそういう形状に作ったからです。研磨師もこの原則を考慮して、約20種の研磨石を使用して日本刀を研磨します。
切先の破損した日本刀はまず、切先修正をしてから研磨します。修正は、切先にふくらを付け、小鎬筋を少し後ろに移動させ、横手筋も下げます。かなりの高度な技術が伴います。ここからは、切先を直角に研磨していきます。直角に研磨するということは、横手筋に平行に研磨するということです。ド素人の下手研磨と専門知識を持った研磨師の差は、ここに違いを見い出します。最終的に使用される研磨石は京都産です。鳴滝地砥と呼ばれています。研磨師星野は、柔らかく白い「足谷」と呼ばれる研磨石を使います。
切先の波紋(焼き刃)は、帽子と呼ばれ、古刀は乱れ込んで、新刀は単に小丸です。帽子は鑑定ポイントの一つです。地蔵帽子か蝋燭帽子を見たら美濃伝法です。焼詰め帽子を見たら大和伝法です。
切先の破損した日本刀はまず、切先修正をしてから研磨します。修正は、切先にふくらを付け、小鎬筋を少し後ろに移動させ、横手筋も下げます。かなりの高度な技術が伴います。ここからは、切先を直角に研磨していきます。直角に研磨するということは、横手筋に平行に研磨するということです。ド素人の下手研磨と専門知識を持った研磨師の差は、ここに違いを見い出します。最終的に使用される研磨石は京都産です。鳴滝地砥と呼ばれています。研磨師星野は、柔らかく白い「足谷」と呼ばれる研磨石を使います。
切先の波紋(焼き刃)は、帽子と呼ばれ、古刀は乱れ込んで、新刀は単に小丸です。帽子は鑑定ポイントの一つです。地蔵帽子か蝋燭帽子を見たら美濃伝法です。焼詰め帽子を見たら大和伝法です。