『壁に、耳有り』
2009年の7月7日の七夕の夕刻、チャリティーイベントがあり長男と一緒に剣術と試し切りのデモンストレーションを行いました。場所はオークランドのチャイナタウンに近いアラメダ市で、倉庫が沢山ある地域です。アーティストさん8人が暮らすロフトのような大きなスタジオでした。30人くらいの見物人が座れる椅子が並べられて用意されていました。床は、立派な木製のタイルがはられていました。援助金など募金集めは、東南アジア方面の恵まれない子供等のためでした。沢山の日本人が、このイベントに来ていました。募金集めには、いろいろな形で寄付がなされました。チャリティーイベントに参加した人びとは、ダンサー、女性歌手、日本舞踊の踊り子、カリフォルニアワインを売っていた人、ヘアサロンで自分の店の招待券を寄付した持ち主兼オーナーの丸山さん、特殊加工を施して半永久的に生きながらえる本物の花を売っていたマユミさんもいました。
オカマの丸山さんを見た長男は大爆笑でした。それを見て、私も笑ってしまいました。小さい頃から、長男は喜怒哀楽が激しくないのですが、オカマさんを見た長男は大爆笑です。
お花屋のマユミさんと、剣術試し切りの実演の後に長らく話していました。話が実に合いました。彼女は、最近白人の旦那にガールフレンドができて家を出て行ったそうです。私達の会話は、身の上相談的な話の内容になってしまいました。昔、サンフランシスコのダウンタウンで歯科技工士として働いている時、沢山の女性達から身の上相談や人生相談を聞いていたので、今回も何のタメライも無く、マユミさんからお話を聞けたのです。マユミさんには13歳のハーフの娘さんがいました。子供は、親達が別れ話をする時や、離婚の時にいろいろな面で一番犠牲になります。通常のパターンです。ハーフのお嬢さんに、他のチャリティーイベントでも二回程逢いました。やはり、さびしい顔でマユミさんとその会場に来ていました。
ハーフの子供たちは、ある特殊な顔の表情と態度を示します。これは、ハーフの子供を持たない両親には言っても解らないです。
七夕の夕刻は、マユミさんと話していて、特に食べ物の話にメチャクチャ花が咲きました。パスタやヌードル一般の話になりました。手打ちラーメンヌードルスープの話になり、そのイベントの一週間後、日本町の手打ちラーメンが食べられる『山王』レストランに行くことになりました。身の上相談兼若い女性とのランチデートです。マユミさんは42歳でしたが、10歳若い30歳位に見えました。結構美人です。背丈は150センチで、スタイルもとても均整が取れていました。白人男性好みの顔立ちです。
ランチデート当日、彼女はロングブーツにミニスカートのイデタチで、手打ちラーメンを食べに来たのです。ちょっと場違いの感がありました。テーブルに座りラーメンを食べながら二時間程、世間話しと身の上相談です。結構ぶっちゃけた話もしていました。帰りも近くなった頃、席を立つと、隣の席に座っていた中高年の日本人のおばさんが、私に向かって、『この人、実に面白い方です。経験が豊かです。旦那にするならこの人に決めろ!』なんて、いきなり言うのです。マユミさんの唖然とした顔が忘れられません。私も驚きました。私達の会話の内容が、二時間程、ずーっと『盗み聞き』されていたのです。実に、気まずいヤバイ気分になりました。レストランを出て、ちょっと私の銀行によりました。私を知っている人がいましたが、ちょっといつもと違う感じで見られていました。綺麗な女性と一緒にいると、どうして変な目で見られるのでしょう。また、『うわさの人』になってしまいました。
マユミさんと人生相談のランチデートが、三ヶ月ぐらい続きました。その後は電話連絡です。違うチャリティーイベントで何回か出会いました。特殊な花を売っています。一年後に離婚をしてしまい、一人で家のローンを支払らっているそうです。仕事も沢山アルバイトをしているそうです。私は、マユミさんと初めてのランチデートで手打ちラーメンを食べた後、見ず知らずのきたないババアに、私達の会話の内容を盗み聞きされた話を、笑いながらいつも語っています。
『壁に、耳有り』昔の人は、スンバらしいことを言ったものです。気をつけましょう。
オカマの丸山さんを見た長男は大爆笑でした。それを見て、私も笑ってしまいました。小さい頃から、長男は喜怒哀楽が激しくないのですが、オカマさんを見た長男は大爆笑です。
お花屋のマユミさんと、剣術試し切りの実演の後に長らく話していました。話が実に合いました。彼女は、最近白人の旦那にガールフレンドができて家を出て行ったそうです。私達の会話は、身の上相談的な話の内容になってしまいました。昔、サンフランシスコのダウンタウンで歯科技工士として働いている時、沢山の女性達から身の上相談や人生相談を聞いていたので、今回も何のタメライも無く、マユミさんからお話を聞けたのです。マユミさんには13歳のハーフの娘さんがいました。子供は、親達が別れ話をする時や、離婚の時にいろいろな面で一番犠牲になります。通常のパターンです。ハーフのお嬢さんに、他のチャリティーイベントでも二回程逢いました。やはり、さびしい顔でマユミさんとその会場に来ていました。
ハーフの子供たちは、ある特殊な顔の表情と態度を示します。これは、ハーフの子供を持たない両親には言っても解らないです。
七夕の夕刻は、マユミさんと話していて、特に食べ物の話にメチャクチャ花が咲きました。パスタやヌードル一般の話になりました。手打ちラーメンヌードルスープの話になり、そのイベントの一週間後、日本町の手打ちラーメンが食べられる『山王』レストランに行くことになりました。身の上相談兼若い女性とのランチデートです。マユミさんは42歳でしたが、10歳若い30歳位に見えました。結構美人です。背丈は150センチで、スタイルもとても均整が取れていました。白人男性好みの顔立ちです。
ランチデート当日、彼女はロングブーツにミニスカートのイデタチで、手打ちラーメンを食べに来たのです。ちょっと場違いの感がありました。テーブルに座りラーメンを食べながら二時間程、世間話しと身の上相談です。結構ぶっちゃけた話もしていました。帰りも近くなった頃、席を立つと、隣の席に座っていた中高年の日本人のおばさんが、私に向かって、『この人、実に面白い方です。経験が豊かです。旦那にするならこの人に決めろ!』なんて、いきなり言うのです。マユミさんの唖然とした顔が忘れられません。私も驚きました。私達の会話の内容が、二時間程、ずーっと『盗み聞き』されていたのです。実に、気まずいヤバイ気分になりました。レストランを出て、ちょっと私の銀行によりました。私を知っている人がいましたが、ちょっといつもと違う感じで見られていました。綺麗な女性と一緒にいると、どうして変な目で見られるのでしょう。また、『うわさの人』になってしまいました。
マユミさんと人生相談のランチデートが、三ヶ月ぐらい続きました。その後は電話連絡です。違うチャリティーイベントで何回か出会いました。特殊な花を売っています。一年後に離婚をしてしまい、一人で家のローンを支払らっているそうです。仕事も沢山アルバイトをしているそうです。私は、マユミさんと初めてのランチデートで手打ちラーメンを食べた後、見ず知らずのきたないババアに、私達の会話の内容を盗み聞きされた話を、笑いながらいつも語っています。
『壁に、耳有り』昔の人は、スンバらしいことを言ったものです。気をつけましょう。