アルさん
日本語ができる他の生徒の見本
アルさんは2005年の5月に、弟のジョセフさんと一緒に入門しました。二人は7歳違う兄弟です。両親はスペインから来て、二人の兄弟はアメリカ生まれですが、子供の頃はスペインにいたそうで本物のスペイン語を話します。アメリカにいてスペイン語を話す人のほとんどが中南米から来た人々です。枝別れしたスペイン語を話しています。私たちがアメリカで話す英語というのは厳密には米語です。アルさんが言うには、日本語とスペイン語の発音が似通っているそうです。日本語は発音し易いし、覚えやすいそうです。
アルさんは最初の入門のころは、剣術のクラスにだけに来ていましたが、2007年ごろから毎金曜日の夜の日本刀の勉強会にも出席し、日本史、日本刀の鑑定の仕方、修理修繕も習い始めました。素質のあるアルさんはやはり成績優秀です。弟さんのほうはスペインに戻り、会社勤めをしています。アルさんは、月曜日と水曜日に私と剣術の練習を今現在でも行っています。桑港剣術道場が催したほとんどの剣術と試し切りのデモンストレーションにも参加しています。薙刀術、抜刀術、短刀術、鎖分銅術、手裏剣術なども指導しました。毎年、サンフランシスコ日本町で行われる桜祭りのグランドパレードにも試し切りと剣術のデモに、過去に六年間続けて参加してくれています。
アルさんが実に偉いと私が思うのは、日本刀の講義中にはいつも筆記を怠らないのです。必ずいつも私のする日本刀の講義内容を筆記しています。漢字もある程度読めます。ひらがなやカタカナは、漢字より数が少ないので全部読めます。いろいろな日本語を教えました。鍔の古名も知っています。刀の部位の名称、拵え金具の名称も全部覚えています。教えやすいし、全ての日本刀の名称を覚えているので、私もがんばって力を注いでアルさんに教えることが他の生徒よりも多くなってしまいます。アルさんは、映りや掟のことを説明することもできます。そして、何よりもアルさんは他の生徒の模範です。これだけ日本刀に関する言葉を知っている人は他の会員にはいないでしょう。アルさんは、日本人も知らないことを相当知っています。私が、生徒の勉強用に製作した日本刀に関する質問事項5000項目のうち、八割は即答で答えられるでしょう。たまに、アルさんに日本語の語句や事柄を他の生徒に説明してもらってます。太刀の鎬造りの別名、四つの刀鍛冶に与えられた任官名、書き下し銘の説明、南北朝の別名、なぜ刀鍛冶は裏銘に二月と八月を切るのか、焼き入れの温度、たった一人実在した女性の刀鍛冶の名前など。まだまだたくさんありますよ。
アルさんにも他の会員と同じように、E-Bayで相当数の日本刀の掘り出し物を見つけてあげました。買い入れの前には、私に必ず相談して来ます。慶長新刀、幕末刀の優秀刀を持っています。2011年の冬に珍しい槍を探してあげました。余り長くはありませんが、大身の槍のように太くて、ごりっとしています。値段も400ドル以下でした。その槍に、私が下地研磨の途中まで、毎月行う研磨のクラスで見本の研磨と称して行いました。アルさんは、京都産の高価な砥石をたくさん持っています。特に足谷の石が大好きです。研磨の最高技術の肌起こしの秘伝を教えてあげました。大喜びです。鳴滝砥石の裏打ちの仕方も教えてあげました。アルさんは、裏打ちの小さな磨き用の砥石には漆と吉野紙が使用されるのを知っています。
彼の自慢の日本刀は鎌倉時代の小太刀です。この珍しい日本刀は、私が探してあげた古い小太刀で700年の年代が経っています。重要美術品なので、日本へ持っていくと没収されます。価値は1500万円ぐらいです。買った値段は700ドルです。この太刀のために、過去五年間を通して修理修繕のクラスに参加して習得した全ての技術を試してみました。白鞘造り、柄巻き、鎺金造り、鞘塗りもアルさんが自分で行いました。私が手直しする箇所はほとんどなかったです。
アルさんはコンピューターと車の修理修繕のことをかなり知っています。息子二人のアドバイスもお願いしています。次男のラップトップが最近調子が悪いのでアルさんに見てもらいました。直ぐに、おかしくなった場所を見つけました。私の桑港日本刀協会には、たくさんのプロフェッショナルが出入りしています。アルさんもそのうちの一人です。
アルさんの趣味はクラッシックギター演奏です。エレキギターもIbanez製を五本持っています。Ibanez製の十二弦のエレキギターもE-Bayで私が見つけてあげました。二本のIbanez製のエレキギターは私がプレゼントしたものです。Ibanezは、名古屋に住む星野家が会社を創立して作り始めたギターメーカーの名前です。Ibanzeは、スペイン語みたいですが日本の会社です。アルさんにこのことを言うとびっくりしていました。2009年にアルさんも桑港刀剣協会の終身会員になりました。アルさんにはこれからもっともっと日本語を教えたいです。
アルさんは最初の入門のころは、剣術のクラスにだけに来ていましたが、2007年ごろから毎金曜日の夜の日本刀の勉強会にも出席し、日本史、日本刀の鑑定の仕方、修理修繕も習い始めました。素質のあるアルさんはやはり成績優秀です。弟さんのほうはスペインに戻り、会社勤めをしています。アルさんは、月曜日と水曜日に私と剣術の練習を今現在でも行っています。桑港剣術道場が催したほとんどの剣術と試し切りのデモンストレーションにも参加しています。薙刀術、抜刀術、短刀術、鎖分銅術、手裏剣術なども指導しました。毎年、サンフランシスコ日本町で行われる桜祭りのグランドパレードにも試し切りと剣術のデモに、過去に六年間続けて参加してくれています。
アルさんが実に偉いと私が思うのは、日本刀の講義中にはいつも筆記を怠らないのです。必ずいつも私のする日本刀の講義内容を筆記しています。漢字もある程度読めます。ひらがなやカタカナは、漢字より数が少ないので全部読めます。いろいろな日本語を教えました。鍔の古名も知っています。刀の部位の名称、拵え金具の名称も全部覚えています。教えやすいし、全ての日本刀の名称を覚えているので、私もがんばって力を注いでアルさんに教えることが他の生徒よりも多くなってしまいます。アルさんは、映りや掟のことを説明することもできます。そして、何よりもアルさんは他の生徒の模範です。これだけ日本刀に関する言葉を知っている人は他の会員にはいないでしょう。アルさんは、日本人も知らないことを相当知っています。私が、生徒の勉強用に製作した日本刀に関する質問事項5000項目のうち、八割は即答で答えられるでしょう。たまに、アルさんに日本語の語句や事柄を他の生徒に説明してもらってます。太刀の鎬造りの別名、四つの刀鍛冶に与えられた任官名、書き下し銘の説明、南北朝の別名、なぜ刀鍛冶は裏銘に二月と八月を切るのか、焼き入れの温度、たった一人実在した女性の刀鍛冶の名前など。まだまだたくさんありますよ。
アルさんにも他の会員と同じように、E-Bayで相当数の日本刀の掘り出し物を見つけてあげました。買い入れの前には、私に必ず相談して来ます。慶長新刀、幕末刀の優秀刀を持っています。2011年の冬に珍しい槍を探してあげました。余り長くはありませんが、大身の槍のように太くて、ごりっとしています。値段も400ドル以下でした。その槍に、私が下地研磨の途中まで、毎月行う研磨のクラスで見本の研磨と称して行いました。アルさんは、京都産の高価な砥石をたくさん持っています。特に足谷の石が大好きです。研磨の最高技術の肌起こしの秘伝を教えてあげました。大喜びです。鳴滝砥石の裏打ちの仕方も教えてあげました。アルさんは、裏打ちの小さな磨き用の砥石には漆と吉野紙が使用されるのを知っています。
彼の自慢の日本刀は鎌倉時代の小太刀です。この珍しい日本刀は、私が探してあげた古い小太刀で700年の年代が経っています。重要美術品なので、日本へ持っていくと没収されます。価値は1500万円ぐらいです。買った値段は700ドルです。この太刀のために、過去五年間を通して修理修繕のクラスに参加して習得した全ての技術を試してみました。白鞘造り、柄巻き、鎺金造り、鞘塗りもアルさんが自分で行いました。私が手直しする箇所はほとんどなかったです。
アルさんはコンピューターと車の修理修繕のことをかなり知っています。息子二人のアドバイスもお願いしています。次男のラップトップが最近調子が悪いのでアルさんに見てもらいました。直ぐに、おかしくなった場所を見つけました。私の桑港日本刀協会には、たくさんのプロフェッショナルが出入りしています。アルさんもそのうちの一人です。
アルさんの趣味はクラッシックギター演奏です。エレキギターもIbanez製を五本持っています。Ibanez製の十二弦のエレキギターもE-Bayで私が見つけてあげました。二本のIbanez製のエレキギターは私がプレゼントしたものです。Ibanezは、名古屋に住む星野家が会社を創立して作り始めたギターメーカーの名前です。Ibanzeは、スペイン語みたいですが日本の会社です。アルさんにこのことを言うとびっくりしていました。2009年にアルさんも桑港刀剣協会の終身会員になりました。アルさんにはこれからもっともっと日本語を教えたいです。