2003年10月21日(火)
刀のはなし10
日本刀を勉強する
巷に出回っている日本刀の本は1万2千冊以上あります。書物による研究や勉強は大切でありますが、一方通行な面もあり、その都度起こる疑問や質問に答えてはくれません。よき剣友や剣兄を持つことで、勉強会や修理修繕セミナーに参加して多くの本を読み、日本刀の実物を手に持って先生や先輩から直接指導されることが理想的です。
次に日本刀に対する勉強の仕方について述べてみます。
①日本刀は千年以上の制作歴史があり、刀鍛冶の数も多く、またさまざまな流派があり、有名刀匠もいれば無名の刀匠もいます。刀剣鑑賞と鑑定の基本となる主要刀匠の名や彼らの作風を覚えることです。また、刀の材料、刀の使用された年代の日本史を覚えることです。
②できるだけ名刀、珍刀、奇刀、優秀刀を博物館や展示会場で拝見することです。米国ではガンショーや骨董市、フリーマーケット等に日本刀が展示されます。売買は別として、拝見することを勧めます。
③市販されている日本刀剣類の書物は多数あり、本は入門的なものから専門的なもの、また研究書もあります。本を書かれた先生方も、博物館長の肩書きを持たれている方もいれば、地方の歴史家、または趣味で日本刀が好きで筆をふるった方々もいます。
次に桑港刀剣博物館で常時使用の書物の代表的なものを紹介させていただきます。
❶日本刀辞典(得能一男著)
❷柴田光男の刀剣ハンドブック(柴田光男著)
❸刀剣要覧(飯村嘉章著)
❹日本刀工辞典 古刀編・新刀編(藤代義雄著)
❺日本の刀(東京国立博物館著)
❻脇差入門(得能一男著)
❼美濃大艦(同)
❽刀工大艦(同)
毎日の勉強で使用する書物は、英語のものもありますが、必ずどこかに間違いがあったり、誤訳もあるので注意してください。
日本刀の正しい知識は、刀鍛冶の弟子になることをお勧めします。刀鍛冶は日本刀の最高権威者です。なぜなら、彼らは日本刀の創作者だからです。
日本刀を勉強する
巷に出回っている日本刀の本は1万2千冊以上あります。書物による研究や勉強は大切でありますが、一方通行な面もあり、その都度起こる疑問や質問に答えてはくれません。よき剣友や剣兄を持つことで、勉強会や修理修繕セミナーに参加して多くの本を読み、日本刀の実物を手に持って先生や先輩から直接指導されることが理想的です。
次に日本刀に対する勉強の仕方について述べてみます。
①日本刀は千年以上の制作歴史があり、刀鍛冶の数も多く、またさまざまな流派があり、有名刀匠もいれば無名の刀匠もいます。刀剣鑑賞と鑑定の基本となる主要刀匠の名や彼らの作風を覚えることです。また、刀の材料、刀の使用された年代の日本史を覚えることです。
②できるだけ名刀、珍刀、奇刀、優秀刀を博物館や展示会場で拝見することです。米国ではガンショーや骨董市、フリーマーケット等に日本刀が展示されます。売買は別として、拝見することを勧めます。
③市販されている日本刀剣類の書物は多数あり、本は入門的なものから専門的なもの、また研究書もあります。本を書かれた先生方も、博物館長の肩書きを持たれている方もいれば、地方の歴史家、または趣味で日本刀が好きで筆をふるった方々もいます。
次に桑港刀剣博物館で常時使用の書物の代表的なものを紹介させていただきます。
❶日本刀辞典(得能一男著)
❷柴田光男の刀剣ハンドブック(柴田光男著)
❸刀剣要覧(飯村嘉章著)
❹日本刀工辞典 古刀編・新刀編(藤代義雄著)
❺日本の刀(東京国立博物館著)
❻脇差入門(得能一男著)
❼美濃大艦(同)
❽刀工大艦(同)
毎日の勉強で使用する書物は、英語のものもありますが、必ずどこかに間違いがあったり、誤訳もあるので注意してください。
日本刀の正しい知識は、刀鍛冶の弟子になることをお勧めします。刀鍛冶は日本刀の最高権威者です。なぜなら、彼らは日本刀の創作者だからです。